ドイツでアパート生活をする際に必要な情報です。

ドイツでアパート生活、シェアアパート生活を送る場合、日本とは違う点も多く、それらを注意しないと、隣近所のドイツ人やシェアアパートメイトとのいざこざが発生したり、余計な出費が発生してしまうこともありますので、このページの内容を是非参考にして下さい。

 

敷金・デポジットは、保証金の役割として、退室の時のお部屋の状態が入居した時の状態と同じ場合には返金されます。ところが、家具の破損や壁の汚れ、掃除を怠ったために落ちなくなってしまった汚れ、カビによる被害等がある場合は、修理費・補修費が敷金・デポジットから差し引かれることになります。アパート内は基本的に禁煙ですが、タバコを吸うと壁がすぐに黄色く変色してしまい、壁塗りが必要になってしまいます。

 

廊下、キッチン、浴室などの共同・共有部分のお掃除は基本的に1 週間に1度、交代で行って ください。ベランダのお掃除は様子を見て1ヶ月~数ヶ月に一度のお掃除が必要です。特に大事なのは、ベランダにある雨水の排水溝ですが、そこに枯葉などが詰って水がたまり、それが下に浸み込むと、下の階の壁が黄色く変色してしまい、大掛かりな工事が必要になってしまいますのでご注意ください。

 

頻繁に掃除をしていればきれいさは保たれますが、長く掃除を怠ると汚れもひどくなって落ちにくくなります。キッチンや浴室などの共同 スペースの交代での掃除の怠りによる汚れなども敷金での精算の対象になりますので、アパート のご利用は丁寧かつ清潔的にお願いいたします。 

 

 

カビ

ドイツの建物は密封性が高くて夏涼しくて冬暖かいのですが、その代わりに通気性が悪いので、寝室は(特に冬の間は)寝ている間に寝息で湿度がかなり上がります。毎朝起きた後、窓を全開にして 最低1 時間ほど通気を行ってください。湿気ですぐにカビが発生し、ひどくなると費用のかさむ壁紙の交換が必要になってしまいます。

 

浴室もご注意下さい。使用後はやはり窓を全開にして湿気を外に出してください。窓の無い浴室の場合は、普段はドアはなるべく開けて廊下に逃がしてください。窓を開けておく際は、お出かけの時に閉め忘れないようにお願いいたします。急な突風で窓が壊れてしまうこともあります。 

 

 

ドイツでは、建物の中では基本的に静かにすごします。(例えば夕食時のレストランなどでも子供連れのドイツ人家族の姿を見ることが稀です。)ドイツ特有の暗黙の了解・習慣がいくつもありま す。まずは静かにするその時間帯でが、朝は 6 時、7 時などかなり早い時間からある程度の騒音は許されますが、夜は基本的には 22 時以降は静かにします。

 

静かかうるさいかの騒音のレベルは、例えば掃除機とかシャワー、電動ドリルなど、モーターの音はう るさい方に分類されます。平日の早朝に掃除機をかけたりシャワーを浴びるのは OK ですが、22 時以降は控えるようにします。 但しこれもケースバイケースで、もしお隣さんがおおらかな人であったり、 その時間帯にいない、あるいは耳の遠いお年寄りであるなどと運にも 左右されますので、必要に迫られた時はまず一度試してみるという方法があります。

 

お隣や階下、時によっては上のアパートが耳のいい元気なお年寄りでしかも 神経質な人の場合、うるさいと思われた時は壁から”コツコツ”と、何かで壁をたたく音がする時がありますが、これは「うるさいですよ!」のサインなので気をつけましょう。決してお返事としてコツコツなどとやり返さないで下さい。

 

日曜日は特に静かにしましょう。宗教の関係から日曜日は休息の日です。電動ドリルなどの使用などは不可能と考えてください。運が悪ければ洗濯機を回したり掃除機をかけるだけでも注意を受けます。洗車場や商店も閉まっています。日曜日のモーター類の使用は基本的に諦めてください。でも前述の通り、運が良い環境がありますので、試してみる価値はあります。日本人とは違ってドイツ人はうるさい時にはすぐ苦情を出してくれます。 

 

 

キッチン

ドイツ人は日本人ほど油を使う料理をしません。その証拠に例えばドイツの病院食は普通、朝と夜は冷たいパン、パンにはさむこれまた冷たいハム・チーズのみで、温かいもの が出るのは昼食の時だけです。ドイツ人家庭では、日本人のように揚げ物や炒め物をほとんどし ないため、台所がピッカピカです。よって日本人が長く住んで使った(ドイツ人にしてみると酷く 汚れた)台所を見て驚いてしまうドイツ人の大家さんもいます。これは頻繁に掃除をするか、引越 しで出て行く時に徹底的にきれいにするしかありません。

 

 

お風呂に関して

日本とは違って水・お湯が使えるのは浴槽の中だけで す。浴槽の外は防水となっていませんので、日本の浴槽のつもりで浴槽の外に水・お湯を出してしまうと下の階の 天井などに染み出てきてしまいますので気をつけてください。

 

ヨーロッパのホテルでは、浴室にその内容の注意書が日本語で書かれているところが多いので、どうや ら日本人によるそのトラブルが多いようです。 特に浴槽にはカビが発 生しやすいです。ドイツ人は日本人のように頻繁に入浴せずにシャワ ーで済ませますので、毎日お風呂に入っていると天井などによくカビが出てきます。

 

これはドイツの浴室は密閉性が高いためと、防水加工された塗装が施されていないためですが、防水加工の施されたペイン トは禁止されています。 カビを見つけた場合は、スーパーなどで売っている Biff Schimmel-Entferner 等の漂白剤(塩素=ドイツ語でChlor) 入りカビ取りスプ レーが大変よく効き、スプレーをかけて 10 分ほどでカビが消えてしまいますのでお試し下さい。 但し塩素が入っているので、 口、鼻、目に入らないように注意が必要です。もし入 ってしまったらすぐにお医者さんに行きましょう。 黒い服に付くとその部分が赤くなってしまいます。

 

 

洗濯物は外には干さないで下さい。洗濯物を外に干すと直ぐに管理人やお隣から注意を受けます。 乾燥機を使って乾かすか、室内で折りたたみ式等の物干し台を使って干します。大きなスーパーなどで折り たたみ式の便利なタイプが売っています。ベランダは(少なくとも)外から見える部分はきれいにしておいて下さい。そうでないとやはり管理人やお隣から注意を受けます。 

 

 アパートに住んでいる間にあちこちと修理の必要が出てきます。アパートの修理代は、基本的には店子さんが入った時に既にあったもので取り外しが簡単でないもの、配管、流し、便器などは大家負担、そうでない電球などの消耗品は店子さんですが、それ以外にも下記を目安に してください。

 

大家側:水道の蛇口関係(但しパッキンは除く)、お風呂の浴槽、トイレの便器、窓やドア関係、 暖房器具、壁の中に隠れている配管等(下水管の流しの排水溝 から建物中央の太い 10cm の下水管 までの間は店子さん)。 各アパートの配水管が繋がる建物の中央配水管。

 

尚、これらのものでも店子さんが何らかの手違いで壊してしまった場合は除 きます。

 

 

店子側:照明器具一切(家具無しアパートの場合)、照明器具の電球類(家具付アパートの場合)、各アパート側の下水の詰まり処理。

 

 

ドアの自動ロック

ドイツのアパートのドアは普通、オートロックになっていますので、カギを家の中に忘れて外に出てドアを閉めてしまいますと、中に入れな くなってしまいます。

 

そのような時は緊急に鍵屋さんを呼ぶことにな りますが、平日の日中でもその費用は 100€前後かかり、夜間や週末はさらに もっと費用がかかります。

 

呼び鍵を管理人さんに預けておけば安心で すが、それでもロックアウトの際には管理人さんのお仕事が発生して しまいますので、鍵は常に身体から離さないようにご注意下さい。

 

 

洗濯機

ドイツの洗濯機は、前面に洗濯物を入れたり取り出したりする丸い窓がある、時計回りに横回りするタイプです。洗剤を入れるところも前面上部にあり、左側か右側にある引き出しタイプで す。”I” と ”II” という記号が洗剤を入れるところの底についていることが多く、II は本洗い 用の洗剤を入れるところ、I は予備洗いをするための洗剤を入れるところを表しています。

 

ドイツの水道水は硬水が多いので、ソフターを使用しないと洗濯物 がゴワゴワになってしまうため、ソフターがお勧めです。洗濯機の下の方にはフィルターが付いています(上の画像)が、ここを 1~数ヶ月に一度掃除しないと、洗濯機が途中で止まってしまうことがあります。洗濯機が途中で止まってしまうと、そこから水を出さなければならないため、面倒な作業になってしまいます。

 

洗濯機の下の方、右側あるいは左側に小さな扉のようなものがあり、そこを開けると時計回りの反対方向にまわすと出てくるフィルターが入っています。そこが詰まると洗濯機が途中で止まっ てしまいますので、1~数ヶ月に一度は掃除をしてください。

 

洗濯機のカルキを落とすためには右上の写真のようなカルキ取り専用洗剤がどこのスーパーでも売 られていますが、普段の洗濯に使う洗剤に、カルキ取り成分が最初から含まれているものもあり ます。"gegen Kalk" や、"Kalkschschutz" という単語が含まれているものがそれらの洗剤です。 

 

 

ゴミに関して

多くのドイツのアパートでは、地下に数種類のゴミ箱が置いてあり、そのゴミ箱に各ゴミを捨て ます。一部のアパートでは地下の代わりに地上の出入り口付近にゴミ箱が置いてあります。ゴミ の分別がきちんとできないと、管理の仕事が増えて家賃アップの原因になってしまいます。

 

 

ゴミ箱の種類:

 

黄色のゴミ箱 = プラスチック容器、梱包材、金属容器など。

青色のゴミ箱 = 紙のゴミ

茶色のゴミ箱 = 植物などの有機物

黒色のゴミ箱 = 生ゴミ、その他のゴミ

 

その他のゴミ:

電池 = スーパーや家電店のレジ周りに置いてある専用ゴミ箱

飲料水のビン = 街角に置いてある専用コンテナ (透明、茶色、緑色に分かれています)

古着・古靴 = 同上

粗大ゴミ = 月に 1 度の回収で、町(指定業者) に

 

その他のゴミは、自分の部屋やキッチン等にためてからまとめて出すのではなく、こまめに出して下さい。

 

詳細:

青いゴミ箱は新聞、雑誌類のゴミ専用です。 ダンボールや、かさばる紙製品は、隣の公園の角にある市の専用ゴミコンテナに捨ててください。

 

黄色いゴミ箱はプラスチックや金属の再生ゴミ専用です。

 

黒いゴミ箱 生ゴミ、その他のゴミ専用です。 空き瓶は、隣の公園の角にある市の専用ゴミコンテナ。

ゴミの分別は、プラスチックケースや金属など、黄色いゴミ箱に入れるものはなるべくきちんと 分けて下さい。

 

黄色いゴミ箱は無料で、他のゴミ箱が有料なので、黄色のゴミ箱に入れるべきゴミを他のゴミ箱に入れると、ゴミ箱の入れ替えなどが必要になってしまい、家賃の値上げにつながってしまうこともあります。詳しい分別の方法は、ページの最下部にある市の情報をご参考下さい。

 

古くなった衣服と靴には専用のコンテナが町のあちこちに設置されて います。空瓶、紙のごみ専用のコンテナとは別の場所に設置されています。 着なくなった古着や、はかなくなった古い靴はそのコンテナに入れてください。 ここに入れられた古い衣服と靴は欧州の貧しい地域に寄付されます。古くなっ た衣服の場合は一度洗濯して、衣服と靴は別々にしてビニール袋などに入れて このコンテナに入れてください。 

 

 

WG(シェアアパート)の場合、キッチンや浴室の共同スペースは、交代による掃除となります。各個人のベランダや外側に面した窓枠の下側 (ドイツ語では Fensterbank と言われる) スペース、小さな鉢植えの花 などを置くような部分の定期的なお掃除も必要です。

 

定期的に掃除をしないと、頑固な汚れとなって落ちにくくなってしまい、 アパートを引っ越して出る時の(店子さん持ちの) レノビールングのコスト アップとなってしまいますので、ここも定期的な掃除がお勧めです。

 

アパートにベランダがある場合、ベランダには雨水が流れ出て行く小さな下水口があります。その下水口を頻繁に掃除しないと枯葉やゴミなどがたまり、詰まってしまうことがあります。 もし下水口が詰まると、雨の時にベランダに雨水がたまったままの状態が続き、その水がベランダの床に染み込んでしまい、下のアパートの天井等 にシミが出てしまうことがあります。その場合、多額の有償修理費用がかかってしまいます。 定期的に下水口が詰まっていないかをご確認いただき、詰まっている時はお掃除をお願いいた します。

アパート内での喫煙は基本的に禁止とさせていただいています。壁が黄色くなるだけではなく、他の方の迷惑にもなるからです。 お部屋をどう使われるかは各店子さんの自由ですが、ご退出の際にはご入居当時の現状復帰をお願いしています。 ご入居時には壁に汚れや傷などがなく(*)、掃除を済ませた状態ですが、ご退出の時も同じ状況での部屋のご返却をお願いしています。

 

シェアアパートの場合、共同スペースの掃除は交代制になります。 左のようなものを使って掃除当番の管理をするなど、交代による掃除の徹底をお願いいたします。 共同スペースの汚れは家賃アップにつながってしまうこともあります。


* もしお部屋に傷や汚れがある場合には、ご入室の際に立会う管理人とご確認ください。

排水溝の詰まり

その多くは下水管内でも流れにくい長い髪の毛が原因で、長髪の人が良く使う浴槽では排水 溝が詰まることがしばしばあります。その際に、スーパーなどで売っている、詰まり物を溶かす 化学薬品を使用すると、下水管が金属ではなく樹脂の場合には一緒に溶かしてしまいます。

 

そうなりますと、タイルを壊して壁の中を開ける必要のある工事となってしまうことがありますので、化学品は使用しないでください。 使用するのは、大きなスーパーかホームセンター(Bauhaus 等) で 売られている左の写真のバキュームを使って詰まりを取り除いて 下さい。 使い方は、わざと水を少しためてバキュームを排水口に当て、棒 をつかんで何度も上下させた勢いで詰まり物を取り除きます。詰 まり物は上に戻って出てくることも、下に流れ去ることもありま す。 

 

その際に、水を出しっぱなしにして忘れている時に水があふれ出 ることを防ぐために設けられた浴槽や洗面器の上の方にある予備の排水口も掌やサランラップ、 ビニールで塞いでおくことです。 予防としては、これもやはりスーパーなどで売っていますが、写真のような網を排水溝に置き、 シャワーの度に髪の毛を取り除く方法があります。 

 

 

 

 

ドイツの窓の正しい使い方

高い密封性を保っているドイツの重厚な二重窓には、閉める、横に全開する、上の部分だけ少し開ける、の3つの機能があります。重厚であるがゆえに、この3つの機能を上手く機能させるには、その仕組を理解して使用しないと上手く動かない時がある上に、故障の原因となってしまいます。

 

特に上の部分を少し開ける機能をつかう時は注意が必要です。横に全開する時は、窓の取っ手が付いている部分の一番下の方のロックが解除されます。そして窓の上の部分を少し開ける際にはまず一度窓を閉めますが、その際にその一番下の部分がきちんとロックされていないと、三ヶ所がロックされていない中途半端な開き方になってしまいます。

 

上の部分を少し開ける機能を上手く使う方法は、窓を閉める時に一番下の部分がきちっとロックされるように、ドアノブの部分を両方の手で強く押すか、ドアノブを回す手と反対の方の手で窓の下の方を強く押してきちっとロックします。

 

それでもどうしても機能しない場合はご連絡ください。

劣化で動きが鈍い窓を放っておくと大きな修理が必要になってしまうこともあります。

 

 

暖房ユニットへの給水

キッチンや浴室に設置してある大きなボイラーは、そのアパート中の暖房と温水を供給していることが多いのですが、一定の期間でシステムの中のお水が不足してくることがあるので給水が必要です。ボイラーは、各部屋の暖房器具(各部屋に設置されている暖房機器)と結ばれていて、ボイラー ⇒ 配管 ⇒ 暖房機器 ⇒ 配管 ⇒ ボイラー とつながっていますが、それらはボイラーで温められた温水で常に満たされるようになっています(各部屋の暖房で調節できます)。

 

普通はそのボイラーのどこかに(フタを開けると見える場合が多いです)、右の画像のようなメーターが見つかります。そのメーターは、ボイラーを含む暖房装置全体の水の量(水圧) を示しています。

 

右の画像の場合、一番下の部分がグリーン色になっていますが、このグリーン色の範囲に針がある場合はOK ですが、この画像のように針がグリーン色のレベルをはみ出て右に行き過ぎている場合は水圧が低い(水が少ない) ことになります。

 

その場合は、水を補給する必要があります。水が少ないと(水圧が低いと)、理想的な温かさが得られないことがあります。

各ボイラーの下側の方は、左の画像のようになっていて、それらのどこかにホースをつないで水を補給するためのつなぎ場所があります。

 

この画像の場合、赤い矢印の先がそうですが、キャップが付いているのでまずはそれを回して外します。そしてそこと水道の蛇口とをホースでつないで水を補給します。

 

 

水道の蛇口とボイラーの下側の部分をつなげる以外にも、水道の蛇口と暖房機器を直接ホースでつなぐ場合の二通りの方法があります。